『シャドーハウス』感想

ここ数日食事中に流していたアニメ『シャドーハウス』を見終わった。

原作未読で、アマプラトップ画面のサムネイルしか知らない状態で視聴を始めたので、なんとなくローゼンメイデンのようなイメージを持っていたらだいぶ違った。歪で変則的ではあるけれど、同年代の少年少女が集められて競ったり協力したりする話というか…?世界観の唯一性が高い。

目上にうまく媚を売る嫌味な同期として登場したパトリック&リッキー組が大海どころか近所の川に出た時点でそんなに優秀じゃなかったこととか、ふたりにかわってちょっとイラッとくる強キャラポジにおさまったルイーズ&ルウ組も協力してくれるときも強キャラのまま力を貸してくれるので心強くて魅力的に映るところとか、全体を通してキャラクターを好きになってもらうための描写が丁寧かつ上手だった印象。バーバラ&バービーのcv.釘宮理恵パワーで横暴な振る舞いもある程度許されてしまう感じも…ずるいな!?笑

お気に入りはパトリック&リッキーで、一番好きなシーンはリッキーの決死の遺言からのジョンが拳ですべて解決したところです。あそこのショーンとリッキーのリアクションめちゃくちゃ楽しかった。
すすの量は多いほうが素質もしくは能力が高いということだろうから(実際「すすが少ない」と言われたパトリック以外は能力を開花させていた)、繊細なパトリックがそこを気にしていて、そんなご主人を心から尊敬しているリッキーは全体的にご主人より器用なようなので、勇敢!仲間思い!と絶妙な言葉選びで褒めたり気をまわしたりと支えていた姿が微笑ましくかわいかった。良い主従コンビ。

今回お披露目に臨んだ主従たちはみんなお互いを大好きだったけれど、明らかに不穏なサラ&ミアの内情は2期でやるのかな?