2017~2020年のサンダルフォン関連ログ

2017~2020年の壁打ちツイートログ。あまり文章整っていません。

2017年『どうして空は蒼いのか』~

イベスト感想

サンダルフォンくん、大勢の前で恋心を暴露されるのかわいそうすぎない?
こっちまで共感性羞恥でカァアアアア…ってなってる。そりゃ怒るわ…。

イベスト追加分そんなに長くなかったのになんかすごく疲れた。
声繋がりというわけではないけれど今回のイベストの読後感、サモン3のイスラエンドを初めて見た時と種類は同じで、瞬間的な感情は僕らはまた花を植えるよに近かった。今回は別にキレてはいないんですけど…。
リミテッドでもなんでもいいからサンダルフォンくんにプレイアブル化してほしいので課金したあと要望だそう(真面目で謙虚)

読後感でもやってるけど一番好きな声が鈴村健一さんなのでグラブル三周年にまだ半年くらいしか遊んでいない私が絶大な恩恵を受けた。感謝。
グラブルなんで鈴村さんいないの!?って思ってたけどサンダルフォンってキャラクターに鈴村さんのあの声、超超超超超大正解!100000000000000000000000000000億点ある。
クソガキキャラだ~いすき!

ちょうど推しキャラ設定ルシオにしていたけど、さすがにあんまりにもあんまりで恥ずかしいのでヴィーラに戻した。みんなに誤解とかされたら恥ずかしいし…。
ピックアップの時にルシオひいておいて正解だった。
やっぱり脳が欲求に従ったほうがオタクはうまくいく。人生全体においては脳で欲求を御したほうがうまくいくだろうけれど、オタクは脳が欲求に従うほうがうまくいく。

グラブルはやっただけ確実に強くなれるゲーム性が気持ちよくて楽しいって気持ちが一番強くて、好きなキャラはいっぱいいても本命キャラは不在って状態でも楽しく遊べてるんですけど、プレイアブルになったサンダルフォンくんに萌え豚にされてえ…。

ホワイトデーランキング

サイゲ頼むマネーチャンスを感じてプレイアブル化してくれ頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼むじゃねえんだよ何様だよ人にお願いごとをする時はお願いしますだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

自分も騎士でーすみたいな位置にいるサンダルフォンくんかわいいよ…おおよちよちどうどう…。

三周年イベントが面白かったこととサンダルフォンくんをめちゃめちゃ好きになったのでそのうち再登場してほしいし、できればプレイアブル化してほしいですってことを込めて送ったんですけど2位よかった。タイミングよかったもんな…。
ホワイトデーなのに男キャラ宛てだし登場したばっかりのキャラだし色々どうなんだろこれって不安だったけど、当時Twitter検索したら他にもリアルお菓子とイベ感想とプレイアブル化希望を綴ったお手紙送ったって方がいらして少し安心してたけど蓋開けたら全然大丈夫だった。

イベ開催中はプレイアブル化してください!!!!!と思っていたものの最近は普通に期間限定イベントのボスキャラだったんだからクエストボスか召喚石で再登場が現実的な範囲じゃない?ってさすがに冷静になってたけど、やっぱりプレイアブル化してほしい。豚は強欲。

サントラジャケット公開

サンダルフォンくんきれいだ…穏やかな表情をしている…。
こんな穏やかな表情初めて見た。これ過去なのか今なのか未来なのかどのイメージなんだろ。

サントラジャケットのサンダルフォンくんが前回のルリアと合う構図に見えるの、どうして空は蒼いのかだしあなたの役に立ちたいだし。fateはフェイトエピソードからだとして、本来「抗いがたい(悲しい)運命」の意味でこの穏やかな表情だからイベスト読んだ時の悲喜交交の気持ちが蘇ってきて…。

3周年イベで初登場だったから4周年イベがまたルシフェル絡みのシナリオで、サンダルフォンの顛末なり再登場さらにプレイアブル化ワンチャンあるとしたらその前後と思っていたけど、3月のど蒼空、6月のレンジャーサインと3ヶ月ごとにお話の核心に近付くシナリオが来るとしたら思ったより早いかも?かも?かも?どうだろ?
でもイベント当時は今後のなにもかもがワンチャンくらいの気持ちだったし、できることもサンダルフォンくん宛てのホワイトデーのお菓子を贈ることくらいだったので、そこから考えると現状は百チャンくらい感じてる。チャンスしかない。

サンダルフォンにとっての「抗いがたい(悲しい)運命」は敬愛するルシフェル様のお役に立てる役割が与えられる時を待っていたのに結局そんなものはなかった(ルシフェルのスペアというサンダルフォン自身を否定する役割すらルシフェルが完璧な存在であったため求められなくなった)ことで。
メインシナリオでカタリナが「自分にしか出来ない仕事で人に頼られるというのは誰にとっても嬉しいものだ」って話したとき、時期もあってサンダルフォンのことを思い出したし、オーキスが黒騎士を慕う理由のひとつも「なにもなかった私にあの人が役割を与えてくれた」から。
サンダルフォン(とルリア)だけでなく作中で何度か触れられているところであると感じているので、サンダルフォンのお話に次があるとしてもど空蒼がそうだったようにまたメインシナリオとうまく繋がるようなシナリオイベントにできるのでは…と期待しているので実現してほしい。

サンダルフォンくん好きだしグラブルで一番好みの魂をしているし続きが読みたいしプレイアブル化して欲しいけど、あのはた迷惑な性格が苦しみ悲しみが積み重なって出来上がったものでもあれがサンダルフォンくんだと思うし彼を無罪とも思えないので良くも悪くも彼の二千年を無に帰さない次であれば嬉しい。

これでリアルホワイトデー2位のご褒美がこの描き下ろしサントラジャケットです!ってだけだったら盛大にズコーーーーーーッしたあと感謝とともに購入させていただくけど、これまでサントラジャケットに描かれたキャラはルリアだけで次をなぜかサンダルフォンくんが貰えたというのにそんなまさかワハハ
ああでも神話上のサンダルフォンは天国の歌を司る天使だからそういう…?サンダルフォンくんだけにサントラ…?トラって誰よその女!

ど空蒼イベスト後→ホワイトデーのお礼カードのような状態のサンダルフォンくん=サントラジャケット感があるので、こんなに穏やかな表情で眠っていられるなら本人にとって本懐ではないけれどここまでの二千年間よりはずっとマシなのかもしれない。

サンダルフォンくんマジで私が今際の際に見た夢幻か?って疑うくらい完璧に好みな魂なのでどうしてもプレイアブル化してほしくてマジで必死です。

アザゼル実装あたり

アザゼルひいてフェイトエピソード読んで、例のトライアルの闇SSRは闇ルシかな?という予想に落ち着いたんですけど(※)、同時にサンダルフォンくんなんかもう絶対再登場するやろとも思えたので余裕の構えです。3周年記念イベントで初登場したから4周年記念イベントでガチャSSRとして実装されよう。
(※オリヴィエでした)

空蒼開催中と直後の「サンダルフォンくん最高に好みだけどもう出番あるかわからん」という頃にくらべれば、ホワイトデー2位からのサントラジャケット採用で人気もあるから待っていれば再登場あるだろうの心で待っていられる今めちゃくちゃ楽!

今クソ慢心オタクだからどういう性格で再登場するかが不安なところあるし。最後の地団駄踏んでわめいている「同情の余地はあるクソガキ」って感じのサンダルフォンくんが一番好きだし、あそこ読んでやっと会えた!と思ったし愛す…ってなったからああいうところがプレイアブル用にオミットされたら寝込む。
ここまでいつもの捕らぬ狸の話です。

メインストーリー・ヴィーラと絡めた話

普段「一回抱いてやればよかったのに」系のネタにそういう話じゃなくない!?ってマジレスしているのに空蒼読んだ直後出てきた感想が「一回抱いてやればこんな面倒な事にならんかったやろ」だったし、検索したら案の定いっぱい言われてた。良い悪いはともかく一回抱いてやればあんな事にはならなかったよね。

ちょうどメインストーリーも読み進めていたから男と男、女と女の関係のもつれが原因で世界が滅ぼされそうになるシナリオをステレオで読むことになって頭が疑問符で埋まった。合コンイベ読んで、おそらくお空の世界は同性間の恋愛に対する人々の認識が優しい(というか正しい)んだろうと思い至ったけど。

常日頃モテたい!かわいい彼女欲しい!って考えて生きてるごく普通の若者のローアイントリオがヴィーラのカタリナへの気持ちをヴィーラちゃんも恋してるんだな!ってごく普通に扱ってたのめちゃくちゃ好きだった。あのシリーズはギャグノリだし泣くような話じゃないけどトリオがいいやつすぎて泣ける。

ヴィーラの恒常SSRのフェイトエピソードを最後まで読むとローアインたちの認識が正しいことがわかるので余計いいな~と思う。ほんといいやつら…。
もともとヴィーラが気になってグラブルを始めてみた者なので、ヴィーラが今カタリナのことを一番大好きな上で周囲の人たちに恵まれているのすごく嬉しいし超好き。

ヴィーラがカタリナの意思を無視して自分に縛り付けることは否定されるけどヴィーラがカタリナを想う気持ちは作中のキャラたちに否定されていないし、同様にサンダルフォンがルシフェルに会うために力を奪い島を落とすことは否定されるけどサンダルフォンがルシフェルを想う気持ちは否定されていない。フリーシアがヴィオラが星の民の男を選ぶことのないように世界を書き換えることは否定されるけどフリーシアがヴィオラを想う気持ちは否定されていない。この面々の気持ちがそういう風に扱われている(と私は読んで感じた)ところ好きだな。叶う叶わない云々は別の話で私はそこはどうでもいいので。

グラフェス2017

グラフェス生放送二日間ずっと楽しかったし声優さんたちのコーナーもライブも素晴らしかったしゲーム内新規情報も楽しみなものがあってプレゼントもやばかったけど、マジで最後の最後の最後で一番待ち望んだサンダルフォンくんが与えられてその瞬間人間から震える豚になってしまった。
空蒼の振り返り映像、サンダルフォンくんのすごく好きなセリフ使ってくれていたこともあってすごくぐっときてしまった。おまえが必要だよ…。

今のところカプ萌えというわけではないけど、そういうものを抜きにしてもサンダルフォンくんの好きも嫌いもルシフェル一人で十割完結しているところは彼の最高ポイントなのでキャッキャッってなる。特定の他者に向ける感情がでかすぎるキャラは最高だって旧約聖書にも古事記にも書いてあった!

3月からずっと壁に向かってサンダルフォンくんのお話の続きと出番欲しいしプレイアブル化もしてほしいよ〜って話を続けてきて、そこに突然再登場予告をお恵みいただいたから数日経ってもだいぶうわの空でグラブルのおかげでグラブルが捗らない。半額だぞ真面目に遊んで。

スクショ撮りたくてシナリオ開いたらサンダルフォンくんかわいいな…の気持ちに満たされた。何度もツイートしているけどこのゲームで一番好きなキャラなの?って聞かれたら今のところ出番がイベント一回だけだから判断材料が足りないとしか言えないけど、やっぱりグラブルで一番好みの魂をしている。

空蒼復刻

復刻読んで一年前の「今回の敵っぽいこのフードのお兄さんどう聞いてもcv.鈴村さんだと思うから早くクリアして確認したいけど喋れば喋るほど小物が滲み出てくるようなキャラだな…」って第一印象と、中盤の「えっ サンダルフォンめちゃくちゃ私が好きなタイプじゃない!?」って動揺と、前半公開分読み終わった時の「これルシフェルがサンダルフォンを一回抱いてやってたらこんな大惨事にならんかったやんけwww」って笑いを伴う戸惑いと、読み終わった時の「は!?これで終わりにすんの!?これで!?マジで言ってる!!!?!?!!!??」ってモヤモヤが全部蘇ってきた。続編あります。

前半公開分を読んだ時の笑いを伴う戸惑い、すぐ読んだから(早くクリアして声優を確認したかった)一切の事前情報も予備知識も先入観も、ついでに言うと後半のオチも知らないまっさらな状態で読んだからこその笑いを伴う戸惑いとしか表現しようのない感情だったのでそこそこ大切にしたい思い出。

オチまで読み終わったあと「サモンナイト3で初めてイスラエンドを見た時くらいモヤモヤしてる」みたいな感想ツイートしてたけど今もそう思うというか一年間ずっとそう思っている。絶対に再登場してほしいこのままでは諦めきれないという気持ちをモチベにしてグラブルを続けてきたくらいそう思ってる。

サンダルフォンとイスラの声優が同じとか私の好きなキャラとか一旦全部置いた上でもこのふたつを初めて見た時のモヤモヤ感は限りなく同タイプだけど、ピンポイントすぎて身近に両方わかる人がいなくてわかりを得られない。

私はサンダルフォンくんのプレイアブル化を一年間待ち続けてきたけどそれはそれとして予告ページのサンダルフォンくんの顔を見ると、反省している奴がそんな顔をするか!仲間になるならチッ反省してまーすくらいでいいからせめて反省しているふりくらいしろ!って頬を引っ叩きたいような気持ちにはなる。
作中ではまだ数ヶ月しか経っていないらしいのにグラサイに乗ることになったとき私なら絶対あんなドヤ顔で乗り込めない。クソメンタルなのに神経太すぎるでしょ。

サンダルフォンくん「チッ反省してまーす」 私「全て過去だよ❤❤❤❤❤❤❤❤❤」

2018年『失楽園』~

基本理念

私の根底にあるのは常にこれ。

イベスト感想

今回のイベストめちゃくちゃ良かった。去年はラストでモヤモヤしながら一年間引きずったけど今回はこれ以上の展開はないと思った。どこにも不満がない。満足した。本当にすごく良かった。ありがとうグランブルーファンタジーって気持ちで満ちてる。

サンダルフォンくん、外見内面全てが私が一番好きなパーツを集めて作られたようなキャラクターだけど、キャラクターとしての歩みも私にとって一番理想的な道で本当に出会えてよかった。
グラブルは広く浅くみんな好き〜くらいの感じだったけど、去年サンダルフォンくんに出会ってなにもかも持っていかれたし今は感情がめちゃくちゃになってる。

サンダルフォンのプロフィール

サンダルフォンのプロフィール、イベント開始時の初見で「好きか苦手に絶対ルシフェルの名前出すと思ったのに意外とあっさりしてんな…?」と思わせてから、イベストを読んだあとなら「ルシフェルの名前を出さずにめちゃくちゃにルシフェルの話をしている…」と時間差で理解できるところが100点満点中500億点。

珈琲を好きになったのはルシフェル様とまた一緒に飲みたいから。
珈琲の研究が趣味になったのはもっと美味しい珈琲をお出ししたいから。
苦手な「非合理なこと」は失楽園ラストのモノローグであり、自分にないもの届かないものを諦めきれず、問い願い求めて苦しんできたサンダルフォンの生き方そのもの。

サンダルフォンがルシフェルのことを大好きな理由はわかりやすいけど、ルシフェルもサンダルフォンのことを大好きなのは、空蒼1での言及通り役割を持たない存在だからこそ個対個である彼の無垢な言葉や敬愛が心地良いものだったことはもちろんとして、個人的なただの趣味を一緒に楽しんでくれたことが大きいのだと思う。
それと失楽園を読んで、ルシフェルは自分が任された不完全ゆえの可能性に溢れた空の世界とそこに生きる空の民のことを役割を遂行するために必要な慈しみ以上に大好きだったのだろうと感じたので、サンダルフォンが空の民と近いそれこそ非合理な性質を持っていたこともあるのかな。

「何かに焦がれて、誰かに惹かれて…手にしては喜び、届かずには泣いて…なぜ、どうして、どうすれば…願い続ける事が進化の道筋なのだ」のくだり。空の民の性質は進化を司るルシフェルにとって本当に好ましいものだったと伝わってくるし、同時にサンダルフォンの生き方もそうだったと私は感じたので。

もちろんサンダルフォンはそうしたくてそうなったわけではないので、ようやく会えたルシフェルの前で幼稚と笑えと自嘲した時のように、自分自身にもどうにもできない感情への自嘲と自虐を込めて苦手なものに「非合理なこと」を挙げるのだろうけど。

サンダルフォンの本心をそのままさらけだすと死ぬと思っていたのかここぞという時でもずらして口にしてしまうところ(空蒼でルリアは「ルシフェルさんの役に立ちたい」と心を読んだのにサンダルフォンは「誰でもいい」と言う)はふたりのすれ違いの原因の大きな一つだけど、完全に環境に作られた部分だと思うのでそういうとこやぞ…とは言うけど責めたい気には全くなれない。
造られた瞬間から高みにいたルシフェルがサンダルフォンの劣等感に気付かないままその上に安寧を築いてしまうのも同じ。気付いていて搾取するなら悪意に分類するけどそもそも気付けないものはどうしようもないので絶対責めたくない。

役割を持たないサンダルフォンとは上下関係がないと思っていたので彼が役割がないことで抱いていた劣等感に思い至らなかったし、だから自分がすすめた珈琲をおいしいですと言ってくれたお世辞?嘘?(的確な表現が出てこない)も素直に受け取っていたし。
そういうサンダルフォンと一緒にすごす時間に心からの安らぎを感じていたからこそ、本当のことを聞いた時に「君の劣等感に甘んじていた」「ともに罰を受けよう」とまで言ったと思うので…。

まあ二千年前にサンダルフォンが初めて飲んだ珈琲は苦かったし、中庭は色々なものをないものとした上に成り立たせていた砂上の楼閣だったので瓦解したけど(楽園追放で夢の中の中庭をビィくんが「きれいだけどなんか寂しいとこだな」ってあっさり表現したことがあ〜第三者からはそう見えるんだと印象深かった)、今のサンダルフォンはプロフィールがあんな感じになるくらい本当に珈琲が大好きになったことが結論だなと思う。嘘から出た真みたいな。

2019年『000』~

サンダルフォンの落としどころ

失楽園を読んで自立をテーマに据えたのだろうと感じたしサンダルフォンの世界がこれからどんどん広がっていくことも明らかだったので、私の中で「クソガキの成長が大好きな自分」と「ルシフェル様のことが大好きなサンダルフォンのことが大好きな自分」がずっと殴り合いをしてきて完結編ではどちらかが滅ぶしかないと思っていたけど、000でミカエルがサンダルフォンの約束のために生き急いでいる面と視野の狭さを指摘した上でルシフェルがいつもなにを考えてきたか問いかけたのが好き。

ルシフェルがいつもなにを見てなにを考えてきたかなんて、空蒼1でルシフェルに愛される世界と人々を憎んでその視線を自分に向けるために災厄をやらかして失楽園でルシフェルの最期の言葉を聞き000で記憶の一部を垣間見たサンダルフォンには今はそれこそ痛いほどわかるわけで。
そんなこと言われたら世界や人々に目を向けられるようにならなければ本物のバカになってしまう。後継者はルシフェル様の御意思だから異存はないという念押しもあって。サンダルフォンは視野も狭いしひねくれているけど自分の在り方を根底から覆したルシフェルの心と言葉を貶めるほどには愚かではないので。
だから天司長としてひとつの命として成長していくサンダルフォンと自分自身のあらゆる理由に常にルシフェルを置いてきたサンダルフォンはノットイコールではなくイコールだと自分の中でストンと落ちて楽になれた。

私はサンダルフォンの芯にあるものは「あなたの役に立ちたい」という願いだと信じてきたので、だから彼はこれから強いられたからそうしなければならないからではなく自分の意思で今より周囲の人々にも応えられるようになって世界を見て天司長の在り方に近付いていけるんだなって納得させられた。
でもサンダルフォンの「あなたの役に立ちたい」は最初は純粋な敬愛だったとしても空蒼でルリアが読んだ本音や終盤の叫びは承認欲求と表裏一体の渇望に見えたので結局は愛より承認欲求では?という点への答えとしても「必要としてほしかった相手がいなくなった世界でもその願いに報い続ける」が完璧。

失楽園を読んだ当時予感した通り自立も依存からの脱却も成長も成されたけれど、それによって私が好きなサンダルフォンのどちらかの側面が失われることはなくて本当に安心したし感謝した。

ルシフェルの善性

数年前プリリズRLを一気見した時に自分が好きだ!素晴らしい!と感じたものを「だから誰かにも教えてあげたい!」と思う気持ちは光そのものだなあと感じたことが今でもすごく強烈に印象に残っている。コウジの音楽に触れたなるちゃんとヒロ、そして初めてプリズムショーを見たシンくんなんですけど(ヒロはその後にとった方法は間違えたけれど一番最初の思いは本物だったと思う)、主人公の資質があると感じたのもこの3人だったから余計にまぶしく焼き付いた。

だからルシフェルがおいしいと思った珈琲を自分だけの趣味にせずサンダルフォンとも一緒に飲もう、サンダルフォンも喜んでくれたから次は空の民にも、と広めていこうとしていたのを見た時も光そのものだと思ったし、私の中でルシフェルというキャラクターはあの場面で受けた印象が強い。
ルシフェルが二千年問い続けそして理解できたことで変化と成長を経た事ももちろんだけど、彼に元々あった自分の好きなものをみんなにもと素直に思えるその心も得ようと思って得られるものではない美徳だと思う。

このあたりの印象が強いからルシフェルに好きなものを自分の手元にとどめておきたいって要素(?)を私は感じないんだな。
失楽園からずっとそういう印象を抱いていたから000でサンダルフォンを送り出すシーンが好きだし、寂しさはあっても送り出す際には不要な感情だから表に出さないかなと想像したこともあったので、寂しそうな顔を見てその感情好き…となった。

ルシフェルは完璧ではなかったかもしれないけれど、誰に対しても常に優しく誠実でその上で天司長である自らの私情を律してもきた正しく公明正大な存在だったと思う。だからこそ役割を終えたあとの自分たちに前向きにワクワクしていたところも好き。

コラボカフェメニュー

ルシフェルとサンダルフォン関連で唯一公式に与えられたものが合わない…となったのがコラボカフェのアフォガートに「珈琲が苦いサンダルフォンのためにルシフェルが作った」みたいな説明がついていたことだけど、まあコラボカフェだし…と折り合いをつけつつも、思い出すたび中庭の頃のふたりはそうはならんのではとなる。

本当は珈琲が苦いのに我慢していると気付けなかったことと、「君の劣等感に甘んじていた」こと(劣等感の上に安らぎを築いてしまっていたこと)は二人のすれ違いとして同質だと思うので。
ルシフェルは十割善性でできているくらい優しいけれどあの中庭でサンダルフォンが抱えていた不安や初めて飲んだ珈琲を本当は泥水のように感じていたことに気付くことはできないし、サンダルフォンは隠すので、中庭にいた頃のふたりがアフォガートを作り作られる程の相互理解に辿り着くことはないと思う。

でもルシフェルはそれこそ空蒼1でサンダルフォンと再会するまでの二千年間、彼が離れていった理由をずっと心のどこかで問い続けてくれていただろうし、本人にズバリ言われて理由がわかったらでは自分にできることは…と歩み寄るために考えてくれるし動いてくれる。一緒に罰まで受けてくれる。優しいので。

天司の役割でも任務でもないただの趣味だからこそ他者と共有できたことが嬉しかったのだろうし、もしサンダルフォンが我慢していると気付いたらただの趣味に付き合わせ続けなかったと思う。その場合ふたりの関係というか「ルシフェルにとってのサンダルフォン」は今と違うものだったかもしれない。

もしサンダルフォンが「この珈琲は自分には苦いけれどあなたと一緒に飲めるようになりたい」と伝えられていたらルシフェルはそのうちアフォガートを作っていたかもしれないし、もしルシフェルが中庭でふたりですごした時間に感じていた安らぎがどんなものだったかサンダルフォンに伝えられていたら、もしサンダルフォンが「あなたの役に立ちたい」という願いを伝えられていたら…と考えてしまうけれど、絶対にそうはならない致命的な噛み合わなさがルシフェルとサンダルフォンの関係の大好きなところなので000のラスト以前のふたりはお互いのことを考えていてもすれ違い続ける印象しかない。

サンダルフォンとルシフェルの視点の違い

サンダルフォンにとってルシフェルは自分を造った存在で彼がいた世界の狭さもあって全知全能の存在くらいに見えていたと思うし、だから空蒼1の彼はあそこまでルシフェルに怒りを向けていた気がするけど(的確な表現が浮かばないけどルシフェル様なら…という勝手な期待があったというか)、実際はルシフェルもサンダルフォンと同じ被造物で一体の星晶獣にすぎないことは二人の噛み合わなさの原因の一つだったように思う。
サンダルフォンはすごくてえらいルシフェルのことを自分たち犬を飼っている飼い主だと思っていたから彼なら自分が置かれた現状もなんとかできるはずなのに…となったけれど、ルシフェルはたしかにすごくてえらいけどあくまでサンダルフォンたちと同じ犬(星晶獣)だったんだよ〜って話です。

初めて空蒼読んだとき、サンダルフォンが自分の境遇に絶望するのは当然だしそれで自棄になるのも他者への攻撃性に転じるのも理解できるけどルシフェル個人に対してめちゃくちゃ怒っている理由がうまく掴めなくて。あの会話を立ち聞きしたならルシファーに怒らない!?と不思議だった。
その時はサンダルフォンが役割を欲しかった理由はルシフェルの役に立ちたいから以外にないのでその感情のぶんだけ怒りが向いたというか転じたのかなと考えたけど、失楽園を読んだらサンダルフォンの中のルシフェルはそれこそあの場でルシファーに異を唱えてサンダルフォンを助けることもできるくらいすごくてえらい存在だと思っていたのかなって。

繭の中でのくだりはルシフェルを自分とまるで違う存在と強調する事で諦めたと嘯いている面が強いだろうけど。だから繭から出たら誰も見ていないのに保険かけつつ会いに行くし、いざとなったら逆にルシフェルにも自分が理解できるような感情があるはずって問いかけちゃう。

なんだろ…研究所にいた頃のサンダルフォンは自分の意思や力では現状をどうすることもできない覆しようのない弱者だったけれど、そういう弱者の傲慢のようなものも感じたことを書きたかった。だから被害者から、あるいは被害者のまま加害者になるのも納得。
サンダルフォンのルシフェルを敬いつつ、でも自分を助けてくれないと怒るところたまらなく好き。

あんまり動かないふかふかの白いいぬのルシフェルと、そのまわりをキャンキャン吠えながら駆けまわる茶色いポメラニアンのサンダルフォンはかわいい。

2019年『MAYDAYS』~

五周年後にあったアンケートに「空蒼のお話がとても好きだったのでルシフェルの復活は望まない。ただサンダルフォンにとってのルシフェルの存在や二人の関係はこれから先もずっと大切にしてほしい」と書いたけど、この辺りの願望に関して今に至るまで全面的に感謝している。
「空蒼シリーズは完結しましたが天司たちはこの先もちょいちょい顔を見せてくれたら嬉しいです」みたいなことも書いたけど、こちらに関しては当時の想像の500倍くらい顔を見せてくれている。もうちょっとゆっくりでもいい。

私はサンダルフォンくんのこと大好きだけどサンちゃんって呼びたくなる気持ちは全くなくてずっとサンダルフォンくん呼びを続けてきたけど、ルシオくんと一緒にいるときのサンダルフォンくんはたしかにサンちゃんって感じだったのでついに理解できた。

フライデークエスト

自分が争いに巻き込まれてもサンちゃんが助けてくれますと言いつつ、実際はルシオくんが3アビと2アビで終始サンダルフォンくんを助けてくれた形だったところ好き。やさしい。
ルシオくん、水着エピでも『サンちゃんに怒られたこと』ではなく『自分がサンちゃんを傷付けてしまったこと』に傷付いていたのが印象的で、優しい人だな~ってじーんと来たので…。

ギャグ寄りのネタで、アイドルやっているルシフェル様にキャーッとなっているファンのサンダルフォンくんを想像するの結構好きだったけど、実際はルシオくんの水着エピで人間たちがルシフェル様と同じ顔にキャーッとなっているだけで嫉妬するという圧倒的な器の小ささを見せつけてくれたので無理だろうな。
もう現場で他のファンにマウント取り出す厄介同担拒否オタクの想像しかできない。嫉妬深い男の子はかわいいよ…。

そういえばサンダルフォンくんがまだプレイアブルキャラですらなかったころにグラフェスでサンタのサンダルフォンくんとトナカイのルシオくんのイラストがあったけど、あの時の公式スタッフさんもしかして出世したのか…?と時々思う。

バブイールの塔

バブ塔のシナリオ、今回最後に開放されたシナリオのタイトルが『4層 逢魔の層 踏破』だから次回以降も一定の階層をクリアしていくごとに続きにあたる新規シナリオが読めるって認識でいいのかな?今後難易度が上がっていってもさすがにクリア自体は問題なくできると思うのでそこは安心。

どうして強くなることを目標にグラブル続けてきたかって一番はグラブルのシステムが自分に合っていたからだけど、二番目の理由はサンダルフォンくんが私のせいで弱いなんて絶対に許せないからなので、私が頑張ればサンダルフォンくんはバブ塔を登ることができると思えば…。

だからこそサンダルフォン(リミテッドバージョン)ください!高難易度コンテンツでも活躍できるサンダルフォンくんがどうしても欲しい。もっともっと強くなれるよう頑張るので…。