ウマ娘がきっかけで競馬を見始めたオタクの二年間の感想総集編というか、そんな感じです。
3/4、福永祐一騎手の引退式をライブ配信で見ました。全盛期での引退と言っていいと思う。引退式も盛大で、歴代G1勝利実況を流しながらの退場はトップ騎手にしかできない演出であり大変粋でした。
私はウマ娘がきっかけで真面目に競馬を見始めたにわかもにわかで、でも無関係からにわかになった理由のひとつに福永騎手の存在がありました。
ウマ娘で私が好きになったのはキングヘイローで、オタクがウマ娘をきっかけにうおお競馬見てみよ!となってもキングヘイローは20年前に走った馬ですでに亡くなっているけれど、福永さんが今こそ全盛期とばかりにダービーを連覇するところやキングヘイローの孫に騎乗してG1タイトルを獲るところはリアルタイムに見て応援することができる。これがとにかく嬉しかった。
ウマ娘のキングヘイローを実在馬のキングヘイローと福永騎手のエピソードを足して割らずにひとつにした存在と認識していることもあり、おもしろかった〜!と物語を閉じても、現実のどこかで今もまだ物語が続いているような…そんな不思議な感覚がありました。
競走馬は実在の命で多くの方々の人生に深く関わる存在なのだから失礼のないように、現実とフィクションを混同させすぎないことは当然として。競走馬+騎手=ウマ娘という擬人化の魅力と醍醐味を実感しました。
もちろん入り口が物語だっただけで、そこからは現実の、結果のわからないレースが広がっていました。
2021年ダービーは桜花賞で一目惚れしたサトノレイナスで初馬券を買っていたのですが、そのおかげで初馬券購入勢へのキャンペーンで優勝馬&騎手であるシャフリヤール&福永騎手のクオカードをいただきました。今でも大切に保存してあります。
ピクシーナイトというキングヘイローの孫とのG1勝利は、前述のように物語の続きを見ているかのようでした。
コントレイルとのジャパンカップでの有終の美に関しては記事の通りです。今も一番大好きなレースです。
その直後の香港での落馬事故は…詳細が判明するまでとにかく不安で怖くて、気が気ではありませんでした。あんな大団円の直後にこんなことあるのか…というショックもすごかった。
そして調教師への転身発表から今日まで。もう一度ピクシーナイトとのコンビが見たかったという気持ちが強く、うまく言葉にすることができないでいます。でもそれと同じくらい福永調教師がコントレイルの子と無敗三冠を獲る日を想像してワクワクドキドキしてもいます。
この二年間で私が見たい物語の続きは福永さんとコントレイルの夢の続きに変わっていたのだと思う。
福永騎手お疲れ様でした。これからの調教師人生も応援しています!